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初めてのスマホ。気を付けるポイントとは。

fureru-初めてのスマホ

近年、子どもがスマートフォン(以下スマホ)を持つ年齢がどんどん早まっています。小学生のうちからスマホを持たせる家庭も珍しくありません。防犯や連絡手段としての便利さから、子どもにスマホを持たせることを検討する保護者も多いことでしょう。しかしその一方で、使い方を誤るとトラブルに巻き込まれるリスクもあるため、親子でスマホの「👩‍💻リテラシー(正しい知識と使い方)」を学ぶことが大切です。

この記事では、子どもがスマホを使うことで得られるメリットとデメリットを整理し、保護者が最低限知っておくべきポイントを紹介します‼️

-目次-

スマホを持つことのメリット


初めてのスマホには、不安もありますが、日常生活や学習、家族との連絡においてさまざまなメリットがあります。まず、スマホを持つことの代表的な利点を見てみましょう。

1. 緊急時の連絡手段になる

スマートフォンの最大の利点は、いつでも連絡が取れることです。塾の送迎時や外出中など、親子で連絡を取り合いたい場面は日常にたくさんあります。GPS機能を活用すれば、子どもの居場所を確認できるアプリも使えるため、防犯対策としても安心です。

2. 情報収集や学習のツールになる

スマホを使えば、調べたいことをすぐに検索したり、学習アプリを使って勉強を進めたりすることができます。動画でわかりやすく解説してくれる教材や、タイマー・スケジューラーとしての使い方もでき、自主学習を促すアイテムにもなります。

3. デジタル社会に慣れることができる

今の時代、インターネットやSNSを使ったコミュニケーションは欠かせません。スマホを通じて早くからデジタルツールに慣れることで、将来的に必要なスキルを自然と身につけることができます。

スマホを持つことのデメリット


一方で、スマホを持つことには注意が必要な点もあります。便利な反面、使い方によってはトラブルや健康への影響につながることも。ここでは、デメリットとされる主なポイントを紹介します。

1. トラブルや犯罪に巻き込まれる可能性

SNSを通じて知らない人と簡単につながれる一方で、個人情報の流出やネットいじめ、詐欺などのトラブルに巻き込まれるリスクもあります。また、悪意のあるサイトにアクセスしてしまう危険性もあり、十分な注意が必要です。

2. 依存症や生活習慣の乱れ

スマホゲームや動画に夢中になるあまり、勉強や睡眠の時間が削られてしまうことも。自己管理がまだ難しい小中学生だからこそ、使用時間に制限を設けたり、家庭内でルールを決めたりすることが大切です。

3. コミュニケーション能力の低下

LINEやSNSでのやりとりが中心になると、実際に顔を合わせて話す機会が減りがちです。表情や声のトーンから相手の気持ちを読み取る力が育たず、人間関係に苦手意識を持つようになる恐れもあります。

親が知っておくべき最低限のスマホリテラシー


子どもにスマホを持たせるうえで、保護者自身が最低限の知識を持っていることは非常に重要です。以下のポイントを押さえておきましょう。

1. フィルタリングの設定

有害なサイトやアプリにアクセスできないよう、各キャリアやOS(※)に備わっているフィルタリング機能を設定したり、「ペアレンタルコントロール(※)」機能を活用すれば、アプリの使用制限や利用時間の管理もできるので、より安心です。

※キャリア=NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどの携帯電話会社
※OS=iPhoneやAndroidなど、スマートフォンの基本ソフト(種類)のこと
※ペアレンタルコントロール=保護者が子どものスマホ利用を管理できる機能。アプリの使用制限や利用時間の設定などができます。

2. SNSやアプリの使い方を理解する

LINE、TikTok、Instagramなど、子どもがよく使うSNSやアプリには、楽しい一方でリスクもあります。保護者も最低限の使い方や注意点を知っておくことが大切です。知らない人からのメッセージには返信しない、個人情報は公開しないといったルールを親子で一緒に確認しておきましょう。

3. 家族でルールを決める

使用時間やアプリの種類、使ってよい時間帯(たとえば「夜9時以降は禁止」など)を、家庭内でルール化しておくことが大切です。また、「困ったときはすぐに相談する」こともスマホ使用の大事なルールのひとつ。親子でしっかり話し合っておきましょう。

💡最後に、スマホは「使い方」がすべて


スマホは便利で楽しい道具ですが、使い方を誤ると大きなトラブルを招くこともあります。子どもが安全にスマホを使いこなすためには、大人の適切なサポートが不可欠です。

大切なのは「使わせないこと」ではなく、「正しく使えるように導くこと」。そのためには、家庭ごとに合ったルールを親子で一緒に決めることが重要です。守らせるだけよりも納得感が高まり、子ども自身の意識も育ちます。

また、最初から全てのアプリや機能を自由に使わせるのではなく、制限を設けて様子を見ながら、慣れてきたら段階的に解除していく方法もおすすめです。親子でコミュニケーションを取りながら、スマホとの上手な付き合い方を一緒に考えていきましょう。

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