海で遊ぶ喜びを、もっと安全に。

夏の思い出を守る、親子で知っておきたい“海あそびの心得”
-目次-
- 輝く太陽と広がる海。家族で楽しむ夏のレジャー
- 海で遊ぶ前に覚えておきたい「3つの心得」
- お出かけ前に確認!「海あそび安全チェックリスト」
- まとめ:海の体験は子どもの成長の宝物。安心して楽しむための心得
輝く太陽と広がる海。家族で楽しむ夏のレジャー

砂浜で貝殻を集めたり、波打ち際で遊んだり、浮き輪や水鉄砲で思い切りはしゃいだり…子どもたちにとっても、家族にとっても、かけがえのない思い出になるシーズンです。
けれどその一方で、毎年のように報道される「海での事故」。一瞬の油断が、「まさか、うちの子が…」と感じてしまうような大きな事故につながってしまうこともあります。
自然が相手のレジャーでは、ちょっとした備えと注意が、家族の笑顔を守る最大のカギになるのです。
今回は、小さなお子さんを連れた家族にもわかりやすく、海遊びの前に知っておきたい「3つの心得」と、実際に海へ行く前のチェックリストをまとめました。
ぜひ、お出かけ前に家族で共有してみてください。
→川遊びの「3つの心得」とチェックリストも併せてご覧ください
「川遊びは“自然との約束”を守って楽しく!」
海で遊ぶ前に覚えておきたい「3つの心得」

1.海で遊ぶなら、“行く前チェック”が家族を守る習慣に
夏の海は、遠浅で波も静かに見えることが多く、「今日は大丈夫そう」と油断しがち。しかし、実際には天候や潮の変化が早く、短時間で急に風が強まったり、高波が押し寄せたりすることがあります。
とくに注意したいのが「離岸流」。沖へ向かって引っ張られる強い流れで、見た目では分からないうえ、泳ぎが得意な人でも一瞬で沖に流されてしまう危険があります。
お出かけ前には、気象庁や海水浴場の公式情報をチェックして、天候・風・波の状況をしっかり確認しましょう。「今日はどうかな?」と家族で話し合いながら、安全に遊べるかを判断することが、楽しい1日を過ごすための大切な準備になります。
2.目も手も離さない。それが自然の中での基本ルール
「すぐそばで見ていたのに」「ちょっと目を離したすきに」――海辺の事故でよく耳にする言葉です。特に波打ち際は足元をすくわれやすく、小さな子どもはバランスを崩して転倒することも。浮き輪を使っていても、波に押されたり引かれたりして、すぐに姿が見えなくなる場合もあります。
海では「近くにいるから安心」ではなく、「子どもの動きに目と意識を集中する」ことが大切。スマホや読書、うたた寝などの“ながら見守り”は避けて、家族で交代制にするのも有効です。
3.気持ちよく遊ぶために。マナーとルールは親子でチェック!
「ここなら大丈夫だろう」「他の人も入っているから…」と自己判断で遊泳禁止エリアに入るのは非常に危険です。ルールやサインは“禁止のため”ではなく“命を守るため”にあります。
監視員が常駐している海水浴場、整備された施設がある場所を選ぶことも安心の第一歩。現地の案内放送や旗の色、掲示物にもしっかり目を通して、安全に遊べる場所かを判断しましょう。
“楽しかった!”で終えるためには、ルールを「守る」のではなく「活かす」意識が大切です。
お出かけ前に確認!「海あそび安全チェックリスト」
出発前の10分でOK!家族みんなで確認して、安全な一日をスタートしましょう。

📍 天気・波の状況を事前にチェック
→ 気象庁・各地の海水浴場情報を確認しておきましょう。
📍 子どもに海での約束事を伝える
→ 例:「一人で海に入らない」「目の届く場所で遊ぶ」など。
📍 浮き輪やライフジャケットなど、安全グッズを準備
→ 特に小さな子どもはライフジャケットの着用を推奨。
📍 日よけ・水分・帽子など熱中症対策を忘れずに
→ こまめな休憩・水分補給で体調を守りましょう。
📍 靴・マリンシューズで足元も安全に
→ ガラスや貝殻でのケガを防げます。
📍 保護者は“ながらスマホ”をやめて見守りに集中
→ 一瞬のスキが事故を招くことも。
📍 現地のルール・看板・アナウンスを確認する
→ 禁止エリアや注意点をその場で把握しましょう。
まとめ:海の体験は子どもの成長の宝物。安心して楽しむための心得

海は、子どもにとって新しい発見や成長につながる最高の遊び場です。大人にとっても、自然のなかでリラックスしながら家族の時間を楽しめる大切な場所です。
そんな海での体験が、かけがえのない夏の思い出となるように、遊ぶ前のちょっとした準備や注意がとても重要です。みんなでしっかり安全を意識し合いながら、楽しく成長を支え合いましょう。
このチェックリストを参考に、家族みんなで話し合いながら準備をして、安全で笑顔あふれる海の一日を過ごしてくださいね。
※この内容は、お子さんと一緒に読んで共有するのもおすすめです。「なぜダメなのか」を伝えることで、子ども自身の危機意識も育ちます。
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