二度目の結婚式!? バウリニューアルのススメ

~家族の絆を深める「もう一度の約束」~
-目次-
- バウリニューアル(Vow Renewal)って?
- なぜ今、バウリニューアル?
- 子ども達に伝えたい「夫婦の姿」
- バウリニューアルって、どうやってやるの?
- 大切なのは「かたち」より「想い」
- 最後に:家族で“愛を再確認する日”を
「バウリニューアル(Vow Renewal)」という言葉を聞いたことはありますか?
“Vow(バウ)”は「誓い」という意味。直訳すると「誓いの更新」です。
これは、結婚して年月を重ねた夫婦が、改めて結婚の誓いを交わすセレモニーのこと。アメリカをはじめとした欧米では、結婚10年や20年といった節目に“第二の結婚式”として行う文化が定着しています。このバウリニューアル、実は子育て世代の夫婦にこそおすすめしたいセレモニー。
たとえば「結婚式を挙げられなかった」「授かり婚で出産が先だった」「改めて感謝を伝えたい」…そんな想いをもつ方にとって、家族の特別な一日になるはずです。
なぜ今、バウリニューアル?
出産、育児、仕事…。目の前のことに一生懸命になっていると、どうしても夫婦関係は“後回し”になってしまいがち。
気づけば会話が減り、感謝の気持ちもなかなか言葉にできなくなっていませんか?
そんなときこそ、一度立ち止まり、「原点」に立ち返る時間を持つことが大切です。
お互いを選んだ理由、結婚当初の思い出を振り返ることで、これまでの道のりを肯定し、これからの人生を共に歩むための再スタートにもなります。
さらに、バウリニューアルはふたりだけのものではありません。家族みんなで行うのが主流。特に子どもにとっては、「両親が信頼し合い、尊重し合っている姿」を目の当たりにできる貴重な機会にもなるのです。
子ども達に伝えたい「夫婦の姿」
心理学的にも、子どもは両親の関係性から「人と人のつながり方」「信頼の築き方」「感情の表し方」など、多くのことを学ぶと言われています。
「パパとママって、仲がいいな」
「ちゃんとありがとうって言い合ってる」
「どんなときも助け合ってるんだな」そんな印象を子どもが持てる家庭は、安心感と信頼感に包まれた場所になります。
バウリニューアルを通して伝えられるのは、「家族の大切さ」「節目を大切にする文化」、そして「人を信じ、支え合う生き方」です。
これは、教科書やSNSでは得られない“生きた学び”そのものです。
バウリニューアルって、どうやってやるの?
実は形式や場所に決まりはありません。自由でいいんです。たとえば…
- 小さなガーデンでのセレモニー(お子さんがフラワーガールやリングボーイとして参加するのも◎)
- 思い出の場所で写真だけの撮影(フォトバウリニューアル)
- 家族だけで温泉や旅行先でのプチセレモニー
- パーティ形式でゲストを招いて行う人前式
ドレスやヘアメイクも「今の自分たちらしさ」で選んでよく、式の演出には家族の歴史を感じられるようなムービーや、お子さんからのメッセージなどを盛り込むのもおすすめです。
大切なのは「かたち」より「想い」
バウリニューアルに決まりごとはありません。豪華でなくていいし、形式張る必要もありません。
「ありがとう」
「これからもよろしくね」
そうした想いを、言葉や行動で伝えること。
そして、その想いを家族みんなで“体感する”ことが、バウリニューアル最大の魅力です。
最後に:家族で“愛を再確認する日”を
これまで共に歩んできた日々、乗り越えてきた困難、築いてきた家族のかたち。
それを振り返り、「これからも一緒に生きていこう」と誓い合うバウリニューアルは、愛と信頼を確かめ合う特別なセレモニーです。
子どもたちの記憶に残るのは、完璧な親の姿ではなく、支え合い、尊重し合う家族の在り方。夫婦として、親として、家族として――これまでの歩みを祝福し、未来へ希望をつなぐ機会になるはずです。
日本ではまだあまり知られていない文化ですが、だからこそ、いち早く体験してみてほしい。
人生の節目に、あらためて「ありがとう」と「これからも」を伝える一日を。
ふたりの絆を再び結び直し、家族の未来を明るく照らすバウリニューアル。
次の記念日、“もう一度の結婚式”を選んでみませんか?
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