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消滅型コンポスト「キエーロ」で、家庭ごみを減らそう!

fureru-コンポスト

-目次-

生活の中で出てくる「ごみ」。
その40%は、野菜のヘタや皮をはじめとする、食べ物の「生ごみ」です。
そして生ごみ自体の80%は水分。
ごみ処理場でこの水分も含めて燃やすためには、エネルギーも燃料も税金も余計にかかっています。もしごみとして捨てる際には水気を絞る・乾燥させるなどの工夫も大切です。
そんな生ごみを、土に埋めて消滅させることができる生ごみ処理器「キエーロ」を、おうちで取り入れてみませんか。

1.コンポストとキエーロについて


生ごみを土に埋めて処理する方法を「コンポスト」といいます。
コンポストは英語(compost)で、栄養のある土=堆肥(たいひ)のこと。
専用の容器の中で、家庭で出た生ごみや落ち葉などの有機物と土を混ぜ、土の中の微生物が分解。その土を熟成させると堆肥となります。
分解した分、土が増えます。堆肥は家庭菜園などに活用できます。

そしてキエーロは、黒土の中のバクテリアが生ごみを水と二酸化炭素にまで完全に分解する消滅型のコンポストです。土は増えません。

コンポストを取り入れることで捨てるごみが減り「エコ活動」にもなります。
ただ、堆肥を使う先が無い場合もあるため、日の当たる場所(ベランダ等)があれば始めやすい「キエーロ」をやってみましょう!

2.キエーロの準備物


・容器(高さがあるプラスティック製のボックスなど。今回は高さ32cm)
・太陽光を通すフタ(透明〜半透明)
・黒土(今回は14L)
・米ぬか ( なくても )
・スコップ
日当たりのよいベランダや軒先に設置

上記を揃えて2000円以内で収まりました。

容器に黒土(乾いたものを残しておく)、水をいれ、
スコップでよく混ぜます。泥だんごを作れそうな水分量が良いです。
分解してくれるバクテリアの活動は、地中10cmで活発になるようです。
土の高さは20〜30cmあると◎

3.生ごみを入れてみよう


キエーロに生ごみを入れる時のポイント
・生ごみは水切り不要(土に水分が必要)
・生ごみを刻んだり小さくしておく
・2〜3日に一回投入する
・穴を数箇所ローテーションして使う
・穴は深めに掘る
・土の表面だけは常に乾いていること(匂いと虫防止)
・時々土を混ぜて酸素を含ませる(ザクザク刺すだけでもOK)

深めの穴を掘り、生ごみ(100g以内)を投入し、土と混ぜ合わせます。
土が乾いていたら、ジョウロ等で水を適宜加え、混ぜて埋めていきます。
最後に乾いた土を厚めにかけます。
どの場所に埋めたかわかるように、スコップを刺しておくとわかりやすいです。数日かけて分解されていきます。次回は今回埋めなかった場所に穴を掘り埋めていきます。投入頻度によりますが、一巡した時には最初の穴での分解が終わっています。

4.なにを入れよう?日々実験!


野菜くずなどの植物性のもの以外にも、
残飯、残り汁、まさかのカレーや調理済み油などもバクテリアが分解してくれます。
家庭によって、消費する食材の種類や廃棄量はさまざま。
「たまたま腐らせてしまったものや、残してしまったものだけはキエーロに入れてみようかな」「シンクの排水口ゴミ受けの細かい生ごみが溜まったら埋めてみよう」「分解されにくい野菜くずや乾いているものは潔く可燃ごみへ」・・・
キエーロの使い方や頻度、そして容器をカスタマイズしてみたり、ちょうどよい距離感で使っていくことがゆるく・ながく続けていく秘訣です。
もちろん、途中でやめても大丈夫。
大切にしたいことは、ごみを少しでも減らせていることを実感すること・土や微生物のはたらきを観察したり面白がってみること
この夏の熱い日差しの力も利用して、消滅型コンポスト「キエーロ」を生活に取り入れてみませんか。

📍参考サイト

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