1. HOME
  2. ブログ
  3. 食べる
  4. ごはんを通してつながる場所。「こども食堂」のこと、知っていますか?

ごはんを通してつながる場所。「こども食堂」のこと、知っていますか?

fureru-こども食堂

最近、ニュースやSNSなどでよく見かける「こども食堂」。
気になってはいるけれど、結局何をしているところなの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、子育て中のパパママに向けて、「こども食堂ってどんなところ?」という素朴な疑問にお答えします。また、郡山市が進める「郡山こども食堂ネットワーク」の取り組みもあわせてご紹介します。

-目次-

一般に「こども食堂」とは、子どもたちが無料または低価格で栄養のある食事をとることができる場所を指します。
地域住民やボランティア、企業などが主体となって運営し、食事の提供を通して子どもたちの育ちを支えるとともに、地域の交流を生み出す取り組みとして全国的に広がりを見せています。

「こども食堂」と聞くと、経済的に困っている家庭を対象にした“福祉の場”というイメージを持たれることもありますが、現在ではより広く、地域に開かれた「誰もが集える交流の場」として、その役割が注目されています。

現在のこども食堂では、栄養バランスの取れたごはんの提供に加えて、季節のイベントや学習支援、体験活動など、子どもたちと地域をつなぐさまざまな取り組みが行われているところも少なくありません。
子どもたちが一緒に遊んだり、食卓を囲んだりする中で、自然と保護者同士の会話が生まれることもあります。

忙しい毎日の中で、「ひとりじゃない」と感じられることは、子育て中のパパやママにとって大きな支えになるはずです。

こども食堂の取り組みを、一部の人だけの活動にとどめず、地域全体で支えていくことを目指して――。
郡山市では、2019年(令和元年)10月に「郡山市こども食堂ネットワーク」を立ち上げました。

このネットワークでは、市内で活動するこども食堂を中心に、応援したい企業や団体、そして郡山市が一体となって連携。地域の方々にこども食堂の意義を広く知ってもらいながら、食堂の運営や活動を継続的に支えていく仕組みです。

たとえば、ネットワークを通じて
🍙「どの地域にどんな食堂があるのか」
🍙「ボランティアとして関わりたい」
🍙「寄付や食材提供をしたい」
といった情報のやり取りがスムーズになり、安心・安全で継続的な運営につながっています。

また、こども食堂を運営する団体同士が情報交換したり、学び合ったりできる場にもなっており、地域ぐるみで子どもたちを見守るあたたかなつながりが生まれています。

現在、市内には33のこども食堂が登録されており、地域に根ざした取り組みが着実に続けられています。

どこでやってるの?どうやって参加すればいいの?

気になる食堂があったら、まずはお問い合わせください。

まとめ:子育ては、地域みんなで支えるもの

子育ては、家族だけで頑張らなくても大丈夫。
時には誰かに頼ったり、誰かと笑ってごはんを食べたり。そんな時間があっていいのです。

こども食堂は、地域のやさしさが詰まった場所。
「気になっていたけれど、なかなか一歩が踏み出せなかった…」そんなパパママにも、地域のつながりを感じられる居場所として知っていただきたいと思います。

郡山市では、こども食堂が地域に根付き、ずっと続いていくように地域・企業・行政が連携しながら「こども食堂ネットワーク」を構築しています。

このネットワークは、支援を一方向に届けるものではなく、地域の人と人がつながり、支え合う関係を育む“仕組み”です。子どもたちの笑顔は、地域の未来そのもの。
こども食堂は、その未来を、地域みんなで育てていく場所でもあります。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事